壬生大念佛狂言ー衣裳奉納

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【大原女に出演前の着用姿】

奥行きを表現「桜の花々に濃淡」
壬生大念佛狂言(国重要無形民俗文化財)の演目のひとつ「大原女(おはらめ)」で使われる母親役の衣裳を奉納。
4月29日、舞台で初披露されました。

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【産経新聞社より取材を受け着物創り 柄の説明】

大原女は、京都、大原で花見の酒宴を開いた金持ちの旦那が、気に入った娘の母親に翻弄される様子を描いた演目。
演者の山根氏「見えない所にも模様が入った素晴らしい出来、着心地もいい」着用後、「初披露に着れて感動したと大変喜こばれたそうです」

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【壬生大念佛講、世話役より説明を受ける】

今日の衣裳を観る為に、私の作品を着用の約50名方々が遠方よりお越し下さいました。
狂言を観た後、狂言堂の衣裳室を特別拝観、壬生大念佛講世話役、八木聖弥氏より特別に説明して頂きました。

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【平成12年奉納「明星桜」屏風の前で】

産経新聞・平成27年(2015)4月30日掲載

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ベネチア華寿記念作品展

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10月16日から19日の4日間、NHラグーナパレスホテルにて皆様の心暖かいご協力を頂きまして、作品展を開催致しました。
「ベネチア・Fダルテイコ・ピアニガ」各市役所の表敬訪問を行ないました。

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19日、フランス・タンナ伝統王室両陛下(フィツリプ1世伝統王・シルビアンヌ伝統王女)の特別ご出席のなか、日本より参加者全員による「着物ショー」等を行ない、観に来られましたベネチアの皆様に「着物文化の素晴らしさ」を伝えることが出来ました。
シルビアンヌ伝統王女より着物を着たいとの要望があり、非売品「唐津くんち曳山行列の図」の色留袖を特別に着用いただきまして、皆様と楽しんで頂きました。
「一番喜んでおられたのはシルビアンヌ伝統王女でした」

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今回、ツアーに参加くださいました皆様のご協力のお陰で「華寿記念作品展と文化交流」を行なう事が出来ましたことに感謝を申しあげます。
有り難う御座いました。

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旧嵯峨御所 大覚寺特別拝観

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6月2日(日)津山より大型バスが到着。
私の作品を着用の40名の方々が降りてきました。

最初に、特別料理「大覚寺御膳」をしたずつみ。002

説明を受けながら「上を右を左を」特別拝観写経場に入る。
「静か~!!」

「掲諦掲諦 波羅掲諦 波羅僧掲諦 菩提薩婆訶 般若心経」22文字の掲諦心経を初めて聞きわずか、15分くらいでしたが、「無心の世界」に入り感動でした。

最後に、特別室「004_2」 にてお抹茶と法話を頂きました。
「鉄仙.ゆり.波」などの銹絵の作品が千年の歴史の中に映しだされ感動の世界でした。

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神様からの贈り物

1月10日、伊万里市役所より1通の手紙が届き、大変な驚きと感動を頂き直ぐにメール送信、お互いにメール交換を行い、2月1日に東京で26年ぶりの再会ができました。

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私は今年、還暦と作家活動30周年の節目を迎え、26年前に西武グループでの作品展の最中に「Yさん親子さま」と出会い、特別に創り上げた「豊泉鶴の振袖」を成人式に着用されたそうですが、その後仕事先を専門店に変更、Yさんには大変失礼でしたが忘れていました。
2月1日、PM7時に会い話もはずみ,あっと言う間に4時間が過ぎ、Yさんより「成人式の時より今の方が振袖は似合います。昨年、友人の結婚式に着用し褒められ、大好きで大事な家宝です。母に感謝しています」と聴き「成人式の時は振袖に着られ、Yさんの26年間の貴重な人生の積み重ねにより貴方の着物になったのです」と伝えました。
私が、常々お客様に必ず伝えることですが、「二代三代と母の温もりを娘へ孫へと伝えて下さい」と一筆ごとに、心を込めて創りあげた作品を大切に着て欲しいのです。10月に行います、ベネチア還暦作品展にお誘いを致しております。
「1枚の着物を通じての素晴しい出会いと感動を伝えたい」
私の還暦に神様より最高の贈り物を頂けるのではと楽しみにしております。
(豊泉作品は、30年前よりお客様との対話により一筆一筆、心を込めて創作致しています。
創り手と着る人との心により創りあげるのが豊泉の世界です。)

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(掲載写真はYさんより提供)

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『壬生大念佛狂言』特別公演が
行われました

10月21日 壬生大念佛狂言

A_4伊万里特別公演が無事に終了いたしました。
「炮烙割」では、有田工業高校デザイン・セラミック科の生徒達に造って頂きました「炮烙皿」に願いを書いて頂き、クライマックスで積み重ねた皿を落としていく様子に大歓声が起き感動を伝える事ができました。

10月20日・21日 チャリティー展
十二代 酒井田 柿右衛門、中里 太郎右衛門、
十三代 今泉 今右衛門、青木 龍山、源右衛門
先生達の作品と明星桜屏風等の特別展示とチャリティー特別販売会を行いました。

十四代 柿右衛門、太郎右衛門、今右衛門先生や源右衛門窯などの出展協力があり皆様お買い上げ頂きありがとうございました。
心ばかりの金額ですが、九州大災害義援金寄付ができました。

【特別展示・チャリティ特別販売会の様子】

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【前夜際の様子】

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重要無形民族文化財『壬生大念佛狂言』特別公演

平成24年10月21日(日)・伊万里市民会館大ホールにて

壬生寺より900年前に伊万里市浦川内に伝わり咲く、佐賀県・天然記念物「明星桜」の苗木が壬生寺に里帰り20周年を記念して「明星桜の保存」と、1976年(昭和51年)に国指定・重要無形民族文化財「壬生大念佛狂言」を、これから世界に翔たく中学・高校生には特に見て頂きたいとの思いを、壬生寺貫主と壬生大念佛講の快諾を頂き公演の運びと成りました。県内はもとより、県外より着物を楽しむグループ。地元の方々との壬生狂言を通じて文化の交流を行います。

「今回だけの特別展示」とチャリティー

有工卒業生収蔵作品の一部と現役有工生の秀作や、壬生狂言古衣装などの特別展示を行います。(柿右衛門・今右衛門・源右衛門など)現在、活躍中の陶芸家及び窯元・壬生寺貫主・豊泉の協力作品を、特別価格にて、チャリティー販売いたします。

10月20日(土)・21日(日)・「市民センター文化ギャラリー」

(収益の一部を壬生狂言費用に、残りを教育委員会へ寄付を予定)

Tuchigumo Horaku

壬生狂言「土蜘蛛」    壬生狂言「炮烙割」

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「つわぶき」の色留袖

新しくブログを考えておりました時に東北で
地震・大津波と地獄絵を見ている様に
ショックを受け、書く事が出来ませんでした。
被災を受けられました方々、知り合いの人々に
心よりお見舞い申し上げます。

今回は、7月5日に宮内庁にて勲章を
受けられます方より、小売店様を通じて
作品制作の依頼があり「つわぶき」の
色留袖を創り上げました。
「つわぶき」は、お客様にとりまして
大切な記念の花だそうです。

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  明星桜2010作品ができました。

桜は、四月に咲く、桜の着物は春しか着れない?お茶席では、三月~四月の着物ですが、「明星桜」をテーマに創り上げた作品は、お茶席をのぞき「いつでも着て下さい」と話しております。桜の品種は、350種類以上あり七月~九月をのぞき全国各地で花を咲かせています。一搬にいう染井吉野は江戸時代に、「山桜と大島桜」を掛け合わせ鑑賞用に創り上げた桜です。寿命60年。明星桜を含む桜は350年~1500年以上咲き続けています。その中で特に明星桜を、うす墨による濃淡で創りあげており、着る人の心により咲く季節の桜の彩を表現できます。今回は、一枚の着物を描き上げるまでの工程をお届けします。

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 1200年まえにタイムスリツプ

11月3日、今年最大の寒波で大変寒い一日でした。鑑真和上が日本に向かう嵐の様でした。

P1010001唐招提寺、金堂の落慶法要にご招待を頂き1200年前の柱や、建築技法伝統のすごさに感動しました。

P1010004第85世・松浦長老に、ご縁を頂き二度と出来ない特別法要の体験ができました。

鑑真和上は人々の為に役に立つ仏教のほか・漢方薬・味噌醤油などを伝えて頂いたそうです。私は、作品を通じて人々のお役に立ちたいと願い、一筆一筆と心を込めて作品づくりに励んでおります。

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 新作品が出来ました

やつと、新しい作品ができました。8月28日より31日まで出雲へいきました。白壁の町で昔ながら、伝統を守り祭り旗つくりを覗き見し、色々と話を聞き楽しい時と、神社・昔の建物を生かしたお店を見て落ち着きました。伝統の中に新しさを追求し創作しました作品を公表いたします。

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« 新作品制作中